熊本の地震、凄かったですね。
お亡くなりになられた方々のご冥福をお祈り申し上げます。
せーも、東日本大震災発生時は、栃木県の真岡市に住んでおり、アパートに帰ると室内はめちゃくちゃでした。
テレビ、パソコン、電子レンジ、食器などが壊れました。
地震保険の家財で100万円保険をかけておりました。
で、地震保険の支払いって全損(家財の80~100%の損傷)、半損(30~80%未満)、一部損(10~30%未満)の損傷がないと支払われません。
この査定が、くせ者なんです。
とりあえず、被害にあわれた方は、写真をバシバシ撮っておくことをお勧めします。
たいがい査定員が来るまでに片づけてしまっているので、証拠として写真を撮りましょう。
で、先ほど査定がくせ者だと言いましたが。。。
普通に家の中が、メチャメチャでも全損にはならないような仕組みになっております。
たとえ、テレビや冷蔵庫などの家電製品や、食器、家具類がいっぱい壊れたとしてもダメです。
実は、査定の分類として•食器陶器類•電気器具類•家具類•その他身の回り品•衣類寝具類の5種類です。
査定の分類表はコチラ⇒地震保険も考えものですな。
さらに、電気器具類で言えば、•電子レンジ•パソコン•テレビ•冷蔵庫•洗濯機•ステレオ•エアコン•掃除機に分類され、それぞれ構成割合が決められており、それをすべて積算し10%~30%未満で、やっと一部損と認定され保険金額の5%が支払われる仕組みです。
ちょっとわかりにくいですね
ネットから拾ってきた例を載せておきます。
❝仮にテレビとパソコンが倒れて破損したということであれば電気器具類における損害物は2つということになります。最初に分類した種類ごとに構成割合というものが決まっています。電気器具類の場合は「2.5%」です(最初の分類ごとにこの構成割合は異なります)。
テレビとパソコンの2つの損害がありましたから、2.5%×2=5%となります。これを分類した種類ごとに積算して10%以上30未満であれば家財は一部損と認定され、保険金額の5%(一部損の場合)が保険金として支払われます。
家具は4.0%、食器陶器類は1.0%ですから、例えば食器戸棚が破損、食器と陶器の2つに損害があれば、4.0%×1=4.0%、1.0%×2=2.0%です。
上記のテレビとパソコンの損害と積算すると、
(2.5%×2)+(4.0%×1)+(1.0%×2)=11%>10%(一部損の最低基準)
となり、一部損の認定となります。❞
以上、これだけ壊れてもギリで一部損。
1000万円の家財保険に入っていても5%の支払いなので50万円しか支払われません。
しかも、物の価値は反映されません。
バカラだろうが、人間国宝が焼いた備前焼の茶碗だろうが、100均の茶碗だろうが1枚は1枚としてカウントされます。
実は、先ほどいくらメチャメチャに壊れても全損にはならないと言いましたが、なぜかと言うと査定分類の中に衣類寝具があり、これが構成割合の30%だったと思ったけど、ありまして~
地震で衣類寝具って中々壊れませんよね
地震による火災で燃えてしまったのならわかりますが。。。
って事で、だいたい衣類寝具がネックとなって、良くて半損です。
でもですね~ 査定員も人間です。 鬼ではありません。
査定は、被害者本人がチェックシートに基づいて行いますが、実際は衣類などちょっと汚れたくらいで洗えば使えます。
でも、アパートに来た査定員のおじさんは、とても良い人でした。
チェックシートでいくら大げさに破損したと言い張ってチェックを入れても60%位にしかなりません。
でも、このおじさんは、「もっとチェック入れな」と助言してくれました。
さらに、あまり破損してると思えないところにもチェックを入れましたが、まだまだ70%程にしかなりません。
またまた、おじさんは、「もっとチェック入れなさい」と言ってくれましたので、80%になるまでチェックを入れました。
「はいっ 全損ね」と言って、全損認定していただきました。
しかし、ホントにね~ A4のチェックシートの査定分類のほぼすべてな位チェックを入れないと全損になりませんので、ご注意ください。
チェックシートの見本があれば説明しやすかったんだけどね
ネットでリサーチしても、全然出てこないんだよね~
災害は、忘れたころにやって来ます。
避難セットは、分かりやすく取り出しやすいところに準備しておきましょう。
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